ハンガリーってどんな国?
ハンガリーってどんな国?どこにある?留学するのは?
ハンガリーは、中央ヨーロッパに位置する美しい国で、特に首都ブダペストの壮麗な建築と豊かな文化で知られています。
ハンガリーの場所
ハンガリーは、オーストリア、スロバキアなど7カ国と国境を接しており、周辺国へのアクセスも良好です。他の国への日帰り旅行や、短期旅行も楽しめます。
ハンガリーの名所
ハンガリーは首都、ブダペストが中心となっており、ドナウ川によって西側のブダと東側のペストに分かれています。ここには多くの観光名所や歴史的建造物が集まっています。世界遺産にも登録されているブダ城やセーチェーニ鎖橋、壮大な国会議事堂など、見どころが満載です。
ハンガリーの文化・歴史
ハンガリーには温泉文化があり、日本人としても親しみやすいです。ブダペストは「温泉の都」とも呼ばれ、100以上の温泉が点在しています。中でも、セーチェーニ温泉やグレシャム・パレスなどの温泉施設は、とても豪華で美しいことから観光客に大人気です。夜にはDJナイトのようなイベントも開催されていたりします。
ブダペストは上の写真からも想像いただける通り、とっても美しく、歴史的でフォトジェニックな場所です。街中を散歩すると、ザ・ヨーロッパといった感じがします。歴史的な背景としては、オーストリア・ハンガリー帝国時代に繁栄し、当時の女帝マリア・テレジアは、かの有名なマリー・アントワネットの母であり、あの華やかなドレスやお城、貴族の世界が、ハンガリーに跡を残しています。
ハンガリーの食
ハンガリーは食文化も魅力的です。伝統料理としては、パプリカを使ったグーラシュ(ハンガリー風シチュー)があり、日本人の口にもよく合います。ワイン生産も盛んで、特にトカイ地方のトカイ・アスーは世界的にも評価が高く、ワイン愛好家にとって一度は訪れたい産地と言われています。
筆者が個人的にはまっているのは、チムニーケーキ(煙突ケーキ)と言うハンガリー伝統スイーツです。煙突のような筒状に巻かれたパンで、シナモンや砂糖、チョコレートなどをまぶして食べることが多いです。街中のスタンドやショップで購入できます。ブダペストを歩いていると、シナモンやチョコの甘い香りに釣られるのと、出来立ては温かく美味しいので、クリスマスシーズンは特に、スタンドから出る温かい煙に誘われて、食べ歩きのお供に買ってしまいます。
ハンガリーでは、国際的な料理(日本食、韓国料理、中華、アメリカン、イタリアン、スペイン料理、インド料理など)のお店がたくさんあるので、ハンガリー伝統料理を楽しむ反面、他国の料理もお手軽に食べられます。日本食のクオリティは、特にブダペストは高いので、日本が恋しくなっても大丈夫です。
ハンガリーの通貨
ハンガリーの通貨は「フォリント」(Hungarian Forint、略称:HUF、表記:Ft)です。1フォリントは0.41円です(2024年11月8日の為替レート使用)。ハンガリーで値札を見たら、4かけて、0を消すと計算しやすいです。例えば、チムニーケーキは、ローカルなお店であれば800Ftで買えるので、800×4=3200そこから0を消して320円ということになります。
紙幣には500 Ft、1,000 Ft、2,000 Ft、5,000 Ft、10,000 Ft、20,000 Ftといった額面があり、ハンガリーの歴史的な人物や建造物が描かれています。硬貨には、5 Ft、10 Ft、20 Ft、50 Ft、100 Ft、200 Ftの種類があり、サイズやデザインがあります。
ハンガリー国内のATMで簡単に現金を引き出せるので、現地で必要な分だけフォリントを手に入れるのがおすすめです。また、多くの店舗やレストランでクレジットカードが利用できるため、無理に多くの現金を持ち歩く必要はありません。一方で、小さい都市に行かれる際には、クレジットカードが使用できないこともあるので、現金を多めに準備しておくことをお勧めします。
ハンガリーの人口
ハンガリーの人口は、2024年11月時点で約9,676,000人と推定されています。これは、日本の人口の13分の1程度に相当します。日本で、東京都に次いで2番目に人口が多い神奈川県くらいの人口となります。
ハンガリーの物価
日本と大きく差はありません。個人の消費傾向によって生活費に差が出るのと、ハンガリーのどの都市で生活するかによっても異なります。最も物価が高いのは首都のブダペストです。
食費
- レストランでの食事
- 地元向けのレストランでは、1品あたり約500~1,000円で食事が可能です。
- 観光客向けのレストランでは、1,000~2,000円程度が一般的です。
- カフェ
- コーヒー1杯:約300~800円
- スーパーでの購入
- ミネラルウォーター(500ml):約25~30円
- パン1個:約200円
交通費
- 公共交通機関
- ブダペスト市内の地下鉄やバス、トラムの1回乗車券:350フォリント(約140円)
- 24時間乗車券:1,650フォリント(約660円)
- タクシー
- 初乗り料金:約700フォリント(約280円)
宿泊費
- ホテル
- リーズナブルなシティホテル:1泊1室2人分で約1万~2万円
- 4つ星ホテル:1泊2万~4万円
- 学生寮
- 大学の留学生向け寮:月額約5,000~8,000円
留学の場合、奨学金が受領できると、これらの費用も大きくカバーされます。日本ではあまり知られていない今のうちに申請され、奨学金を受領しながら留学されることをお勧めします。
ハンガリーの日本人コミュニティー
ハンガリー、ブダペストには日本人のコミュニティーも存在しており、他の日本人留学生や、ハンガリーで働く日本人と繋がれる機会もあります。また、ELTEというブダペストにある名門大学には日本語学部もあり、日本語が話せるハンガリー人の大学生もコミュニティーで会うことができます。更に、ハンガリーの大学では、日本の大学への留学制度を設けているところもあるため、日本に留学経験がある方も多く、これらの人々全てが集まるコミュニティーはコネクションも強く、ハンガリー人の国民性もあるのか、とても温かくアットホームなコミュニティーを織りなしています。誰かのお家でたこ焼きパーティーを開催することもあり、皆さんフレンドリーなので、コミュニティーに参加して2日でたこパにお誘いしてもらえました。
一方で、語学力の向上のために、なるべく日本人や日本語を避けたいという方もいらっしゃいます。その場合、コミュニティーに参加しなくても全然OKです。コミュニティーはあくまで「繋がれる機会」であり、参加しない場合、街中を歩いたり、レストランに入って日本人に遭遇することは、まずありません。従って、避けることは、参加するのと同じくらい簡単にできます。
ハンガリーの大学に留学
ハンガリーの公用語はハンガリー語ですが、大学の授業は全て英語で行っているプログラムがハンガリーには800以上あるため、大学留学先の選択肢として検討されるのは如何でしょうか?奨学金もあり、91%の学生がハンガリーの大学留学に満足していて、やり直せるとしてもまたハンガリーに留学したいという結果が出ています。
首都ブダペストは大学が集中している都市でもあり、大学生にベストな都市ランキングで4位にランクインしています。
ぜひ、ハンガリーという、ヨーロッパの美しさ、歴史を感じられる場所で、英語力を磨きながら、コミュニティーも楽しみながら、最高の大学生活を過ごしてください!