Stipendium Hungaricum 奨学金
ハンガリーの奨学金 Stipendium Hungaricum とは?何が含まれる?条件はある?
奨学金 Stipendium Hungaricum とは?
奨学金 Stipendium Hungaricum は、2013年にハンガリー政府が創設した奨学金制度です。主な目的は、ハンガリーの高等教育機関の国際化をはかること、及び優秀な外国人学生を世界中から集めることです。
この奨学金はユニークであり、留学生を特にターゲットとするもので、様々なプログラム(大学Bachelor、大学院Master、博士課程、短期の交換留学までもが含まれる)が対象となっています。
更に、ほぼ全ての異なる分野・専攻に適用可能で、他国では奨学金の対象から外されることが多い医学部も対象となっています。
Stipendium Hungaricum奨学金に含まれる内容は?
他国の奨学金制度とは異なり、Stipendium Hungaricumの場合、特定の費用だけでなく、全般をカバーするものとなっているため、留学中の期間の費用が全て補助されます。
- 全ての学費が負担してもらえる
大学やプログラムに関係なく、学費全てがカバーされます。 - 寮が付与され、家賃や光熱費なども負担してもらえる
殆どの大学は、奨学金受領者に寮の部屋を提供しています。寮を希望しない場合、毎月の家賃補助を受け取る選択肢もあります。 - 医療保険費を負担してもらえる
公的な健康保険に加えて、年間65,000 HUF (27,000円)の追加の保険も含まれています。 - 毎月のお小遣い43,700 HUF (18,000円程)
この資金は何でも自由に使うことができます。 - イベントの開催や指導者(メンター)の提供
Stipendium Hungaricumの奨学金受領者向けにイベントがいくつか開催されていたり、サポートの選択肢があったりします。
奨学金は、ハンガリー留学中の全ての費用を負担してもらえるわけではないですが、大部分の割合を占めるのは確かです。ご自身の消費傾向にもよりますが、自己負担額は3~5万円程度に留まります。
Stipendium Hungaricum 奨学金を取得する難易度は?
運が良いことに、この奨学金制度は日本ではあまり知られておらず、そのため奨学金を受けられる可能性が大幅に上がります。どの国から応募するかにより、応募プロセスや、合格の可能性は異なります。
ハンガリー政府は、国ごとの奨学金合格者数を公に発表はしておりませんが、私たちの経験上、日本からの応募者の合格率は比較的高くなっております。例えば、インドやパキスタン、アフリカからの応募の場合、競争が非常に激しく、合格の可能性は格段に低くなります。
現在、11,000人にこのハンガリー奨学金が付与されていて、その方々は800以上の異なるプログラムで学ばれています。
Stipendium Hungaricumの応募プロセスはどうなる?
次のプロセスや説明は、日本からの応募者の場合であり、出身国が異なる場合はプロセスが異なります。
- 応募期間 (11/15~1/15)
1/15までに、Stipendium Hungaricum奨学金に応募する必要があります。その際に進学先のプログラム(大学・専攻)も選択します。 - 第一審査 (1/15~2/28)
ハンガリーの公的機関Tempus Public Foundation (TPF)が全ての応募の内容について、条件を満たしているかを確認します。条件を満たしていてハンガリーの大学で学べる学生については、次の審査先に転送します。 - 第二審査 (3/1~5/31)
審査を通過した応募者は、大学側に転送され、大学側で審査されます。この審査には、面接や入学試験が含まれる場合もあります。 - 最終審査 (6月末)
Tempus Public Foundation (TPE)が、応募者の希望、入学試験の結果、およびプログラムの定員数に基づいて合格者を割り当てます。 - 奨学金の受け入れ (8/1)
合格した応募者は、奨学金のオファーを8/1までに受け入れる必要があり、これにより正式に奨学金受領者となります。
GoHungaryはどのようにサポートできる?
Stipendium Hungaricum奨学金により、ハンガリー大学留学はとても良い選択肢となります。そのため、私たちは、日本人学生のハンガリー奨学金応募をサポートすることを専門としています。